お産は太古の昔から延々と続く命の引継ぎです。ですからお産自体は自然な営みの一つでありなんら不自然なものではありません。
しかしだからといって皆が安全にトラブルなく思い通りに健康な赤ちゃんを出産できるわけではありません。母体のトラブル、胎児新生児のトラブル、分娩経過のトラブルと新しい生命の誕生と母親に多様な異常を引き起こすことがあります。
私はこの異常をいかに未然に防ぐか、早期に発見するかが開業産科医の仕事と考えています。
ですから時には妊婦の方に生活指導などを含め厳しく対応をしたりするのも開業産科医の仕事と考えておりますし、母体胎児の異常状態を早期に発見し必要なら高位医療施設に紹介することも仕事と考えています。
分娩に関してはできるだけ自然な流れに任せますが、正常な流れから逸脱するような不自然は変えなければなりませんし、ここには医療行為が必要になる場合があると考えています。自然自然と称して自然の流れが異常に流れた時に何も対応しないのは医療ではありません。自然にもいくらでも異常はあるのです。
私は患者さんの希望を優先しながらも正しく医療を行いたく思っています。兵庫県周産期医療システムに組み込まれた基幹病院で最終責任者として16年勤めた経験を産科開業医として生かしてゆきたいと考えております。
当院はわたくし一人が運営をしており、病院と比べ小児科医師もおりません。
しかし当院にて陣痛を迎えた妊婦のかたで平成20、21年中の緊急帝王切開はわずか各1例 胎児仮死出生は0例であります。緊急帝切は回旋異常のためでした。
実は一人で運営するようになってから医院としての医療内容は格段に向上しています。ですから一人の医師が最初から最後まで対応させていただくという意味も含めより安全にアットホームなお産をしていただけるようになったと自負しています。 |